知人に会う

この時すでに博士の試験は終わっていて、結果待ちだった。

試験はどうだったのかというと、疲労と準備不足でボロボロだった。先に結果を言っておくと受かったのだが、この時は当然まだそれは知らなかったので毎日不安だった。修士の院試の時は、結果が出るまでひと月近くかかったので、この不安な気分が約一ヶ月続いたのだった。それに比べればまだましだと思ったが、やはり結果を待つ日々というのは辛かった。

しかし、ただまんじりともせず結果を待っていたのではなく、2月の中頃が修論の提出期限だったのでひたすら追加の計算をしつつ執筆をしていたので、少しは気が紛れていたのかもしれない。というかそれどころではなかったというのが正直なところではある。


ところで、以前住んでいた場所でお世話になった人から、僕の住む街に仕事の休みを利用して遊びに来たいという連絡があった。いきなり連絡が来たわけではなく、前の月に打診があった。

本音を言うと、修論提出後にしてほしいなと思ったのだが、相手も事情があるのだし、なんとか時間をやりくりして一日会う日を作った。

その人は同性で、会う場所や時期が違えばめちゃくちゃ苦手だっただろうなという感じがするのだが、不思議なことに気が合って、色々なことを分かち合うことができた人だった。久々に会って、やはり良い人だなと思った。その人は、去年あたりから仕事を変え、ブラック企業から抜け出すことができたようだった。しかし今の仕事も大変なことはあるようだった。


結局夜遅くに帰ってきた。楽しかったが、今日一日出かけていたことで失われた作業時間のことを思うと気が重くなった。こういうことを考えてしまう自分も嫌になった。

相変わらず満足に眠ることができていないので、とても疲れていて神経過敏になっている。ちょっとした音にびくっとしてしまう。


早くぐっすりと泥のように眠りたかった。