好きな人に会う

相変わらず修論に追われていて眠れていない。

この日は、遊びではなく、用事があって出かけた。

とても寒い日だった。

少しの時間ではあるが、僕の好きな人に会うことができた。

態度に出しては支障があるので、僕はつとめて無表情を心がけた。いつもそうしているので、気づかれてはいないだろうと思う。もし感づかれたら、避けられたりもう会うことができないようになるかもしれないと考えると怖くなる。それよりは、公的な距離を保ったまま、たまに会えるほうが良いと思っている。

好きな人は風邪を引いていた。風邪を引いて具合が悪そうでも素敵だなと思った。


この日はずっと幸福感が続いていて、あまり作業がはかどらなかった。

修論の提出が迫っている。