発表会

年が明けてから、発表会まではあっという間に過ぎ去ったように思えた。

毎日作業に追われて3時間くらいしか眠ることができず、常に眠くて頭の中に霞がかかっているようで、でも何とか起きて研究室に通った。

僕の大学は駅から離れたところにあって、バスで通っているのだが、この時期はバスの中で本気で熟睡していた。

とにかく眠りたかった。でもそれ以上に、まともな発表をしたいと思っていた。


それは何故かというと、まあ当たり前にカスカスボロボロの糞みたいな発表をしたくないというのもあるのだけど、

僕は、この年に開催される大きな学会で、口頭で発表をしようと考えていて、それを指導教員に言ったら、修士研究の発表次第だねと言われたからだった。

内容ももちろんなのだけど、発表の仕方とか話のまとめ方もチェックされるはずで、だから僕は彼のオーケーが何とかもらえるような人物であるということを大衆の前で示さなくてはならなかった。


この数ヶ月、僕の指導教員は週一で進捗を確認してくれて、厳しくも的確なアドバイスもしてくれた。恥ずかしい話だが、これがなければ研究がまとまらなかっただろうと思う。


そういうわけで、指導教員や先輩の助けを借りながらスライドを完成させ、原稿をきっちり作って何度も練習をして、その結果とりあえずはひどくなりすぎない程度に発表を終えた。


反省すべき点はたくさんあったが、次にやることがどんどん迫ってきていた。博士の試験、そして修論提出だ。


まだまだゆっくり眠れそうになかった。この頃は目の下が本当に真っ黒だった。